
歯科医院でDFT食事指導
DFT予防法で、歯もからだも健康に

なぜ歯科医院で食事指導なのか
歯科医院で食事指導を行うのは、虫歯や歯周病が「細菌の病気」である以前に、毎日の食事によって左右される「生活習慣の結果」だからです。甘い物、だらだら食べ、甘い飲み物のちびちび飲みなど、口の中が酸性になる時間が長くし、歯は溶けやすくなります。
さらに、噛まない食事は、唾液が持つ再石灰化(歯を修復する力)や洗浄作用も弱まります。つまり、食事のとり方を整えることは、削らない・抜髄しないで歯を守るための土台になります。
食事指導は、歯が守られる環境をつくるための予防です。食事内容の見直し、頻度・時間・内容・噛む量を調整します。歯は神経と血管を通じて全身とつながる臓器であり、歯を残すことは噛む力を守り、栄養・消化・筋力・脳の働きにもつながります。だからこそ歯科医院は、食事指導を大切にしています。
早期発見こそ「削らない」ことの重要事項です
虫歯の早期発見は、「削らない予防歯科」において重要な柱の一つです。虫歯は、初期の段階であれば痛みが出にくく、自分では気づけません。この「初期の変化」を見つけられれば、生活習慣の修正と再石灰化(歯が修復する力:自然治癒力)を活かした管理で、進行を止められる可能性が高まります。
発見が遅れるほど、治療は「削る」「神経を取る」方向に近づき、歯は構造的に弱くなり、再治療の連鎖に入りやすくなります。定期検診は、クリーニングのみでなく、「削らないため検査」と「食事の改善」です。早期発見こそが、削らずに歯を守るための最短ルートであり、当院が定期管理を重視する理由です。
DFT予防法の中核は食事です
虫歯・歯周病のリスクが 細菌そのものよりも、細菌が増える「環境」(糖・酸性時間・唾液・栄養状態・噛む回数)で大きく変わるからです。
- 脱灰のスイッチは「糖+頻度」
量より回数(ちょこちょこ)が酸性時間を延ばす。 - 再石灰化の主役は唾液
よく噛む・食事の間隔・睡眠で戻せる時間が増える。 - 歯周病も食生活と炎症体質が影響
血糖の乱高下、栄養不足、加工食品過多は炎症を誘発する。
食事のポイント
- 回数
間食・甘い飲み物の回数(1日何回口に入るか)。特に仕事の合間の加糖缶コーヒーや栄養ドリンクの摂取は要注意。 - 内容
糖質の質(液体・精製糖・菓子パン・スポドリ等)。 - 食べ方
だらだら食べ / 早食い / 噛まない。 - 酸性時間
砂糖ベース、飴・ガム・チョコなどの複数回間食をやめる。 - 再石灰化の時間
食間が空いているか、寝る前に糖が残っていない生活(20:30以降の食事はしない)。
100年歯を失わない生き方(予防)
100年歯を失わない生き方は、歯を守るだけではなく健康を守ります。歯を削る歯科医から健康を守る歯科医として「削らない歯科医師の会」は活動していきます。

「削らない歯科医師の会」の定期予防は準備中です
食事指導を中心とした予防・「歯石を剥がし取る」から「歯石がつかない身体をつくる」への転換
- 食事と生活習慣の改善指導
砂糖・GI値・リン酸・カルシウム - 早期虫歯の発見と対応(Cu⁺イオンシーラント)
- 虫歯治療が必要な場合の削らない虫歯治療
概要(参考)
- 高濃度次亜塩素酸水による歯周ポケットイリゲーション(灌水)
- 【初期虫歯】Cu⁺セメント+・Cu⁺コーパライトによるシーリング(封鎖療法/シーリング)
軽い虫歯は、「塞いで守る」方法があります。Cu⁺セメントで表面を封鎖し、虫歯を進みにくくしながら、Cu⁺イオン(弱い殺菌力)と再石灰化の環境を作ります。 - 問診(初回・改善)
・食習慣
・生活習慣
・口腔内チェック - 食事指導・生活習慣指導
- 【中等度】Cu⁺イオンセメントによる治療
- 【家庭でケア】高濃度次亜塩素酸水による除菌
早い時期にはじめよう
現在削る虫歯治療をする歯科医院でも、「できるだけ削らない虫歯治療」「神経を抜かない治療」を心がけています。削らない治療が普及してきた結果とも言えます
子供(母)からはじめるメリット
親(母)として
- 口腔内をきれいに(生まれてくる子供のために定期的に口腔内の歯医者での専門的な除菌)
- 乳幼児の食生活は母の母乳です。母の食事が子供の栄養です。子供の栄養を考えた食事指導
- 吸啜力を高める哺乳瓶ニップル(顎を鍛え、歯並びを良くする)
未就学児~児童
- 顎を鍛える食べ物と噛み方
- 砂糖依存症にさせない食生活
- DFTを逆流させない食習慣と生活習慣
- 虫歯の早期発見と虫歯による歯並び悪化防止
きれいな歯は自分を守る
- 虫歯・歯周病の無い歯で美味しく生きる
- 良い歯並びで積極性アップ
- 進学・就職・結婚など
- 齢をとっても自歯を失わない。美しく齢をとる。

生活・食習慣を見直そう(全身歯科の考え)
全身歯科研究会は、虫歯の予防だけでなく全身の健康は、口腔内の健康から。口腔内の健康は、食事から始まる。その考えから、食事指導を重きを置いています。

加糖フレークに牛乳をかけて急いで食べる

時間が無いので昼食は加工食品

朝食は余裕をもって健康的な和食とサラダ

昼食はゆっくり楽しく健康的なお弁当
参考)歯科医師の注目点
カルシウムの取りすぎ
カルシウムを取りすぎると
- 過多:体がだるくなる・気持ち悪くなる・便秘
- 血中に増えすぎると、腎臓に負担・腎臓に石の可能性
- 鉄・亜鉛・マグネシウムなど、他の大切なミネラルが体に吸収されにくくなる
マグネシウムの摂取
- マグネシウムは、筋肉や血管をゆるめる。
- カルシウムが多すぎてマグネシウムが足りないと、筋肉がつりやすくなったり、血管が縮みやすくなる。
- カルシウムとマグネシウムは、腸で取り合いをするため、どちらかだけ多いとバランスがくずれる。
- マグネシウムは、腎臓でカルシウムを外に出す手助けをし、腎臓の石を防ぐ役目がある。

加工食品の添加物リン

主に骨(骨細胞・骨芽細胞)から分泌されるホルモンで、体のリン(リン酸)とビタミンDの調節に深く関わります。
- 働き①:リンを下げる方向に働く
腎臓でリンの再吸収を抑えて、尿にリンを出しやすくします(血中リンを下げる)。 - 働き②:活性型ビタミンDを下げる方向に働く
腎臓での活性型ビタミンDの産生を抑え、結果として腸からのリンやカルシウム吸収を抑える方向に働きます。 - 加工食品のリン
加工食品などのリン負荷が増え安く、また慢性腎臓病では早期から高くなりやすい。 - 高いと何が問題
長期的には、ビタミンD低下やミネラル代謝の乱れに関与し、骨・血管・腎臓の問題と関連して語られることが多い物質です。
